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延平からバスで台東へ。12月は釈迦頭のシーズンまっただ中。

台東の夜市で出会ったにゃんこ。かわいいけどかわいくない!
【台東の釈迦頭店でであったにゃんこ。カメラを向けると一斉に下を向く・・・かわいくない!】
花蓮から南下してきた今回は台東県延平郷の布農部落を後に、最終目的地の台東に向かった。
年末のプユマの大猟祭と正月のプユマ式結婚式に参列させて頂くのである。

2011年末の旅。花蓮から列車で東海岸を南下してきたのだが、延平から台東まではバスにした。
なぜなら台東は花蓮と同じく列車駅が郊外に移動してしまい、駅から町までの移動が不便だからだ。

たとえば列車の発着にあわせて駅から町までバスでもでていればよいのだが、
そこまでバスを頻発させるほど利用客がいないようで、タイミングが悪けりゃかなり待つ。
だから路線バスの時間にあわせて延平をでる方が合理的で、楽に市内中心部まで入れるのです。

2匹の猫。前を向いてくれるまで辛抱して待った
前を向いてくれるまで辛抱。
むむ。にらまれとる。
バスはきれいに整備された舗装道路を台東に向けて南下していきます。
これまで列車でみてきた風景は田圃と山だったのに対し、
盆地の鹿野では茶畑が広がり、そして延平、卑南と移動していくと
バナナや釈迦頭などの果物の畑が目立ちます。

バスに乗車したバス停の前にはドライブインがあり、産地直送の釈迦頭を
売る売店がずらりと並んでいました。
この釈迦頭、前回の夏にきたときにはシーズンはずれで食べられず、
今回は絶対たべるぞ!とねらっていたのでありますよ。

看板猫
看板猫。堂々たる風貌。
非常にデリケートな果物ですぐに熟れ熟れになってしまうようで、
「これ日本に持って帰れないの?」と聞いてみると、
「だめ。バナナと釈迦頭はすぐにだめになる。」とばっさり。
(注:それ以前に植物検疫に引っかかるので果物は持ち帰れません。

バナナは青いうちに収穫して船の上で熟させるという技が使えるので、
まだ日本に入ってきているが、釈迦頭はとんとみたことがない。
どうやら日本でも沖縄で栽培はしているようだが、日持ちの悪さがネックなのか
マンゴーほど積極的に栽培されていない様子。
釈迦頭という名前に表れているように見た目はグロテスクな成りですが、
とてもフルーティー。シュガーアップルという別名がつくのもなるほどな感じで、
甘みが強いリンゴのような、酸味を抜いたパイナップルのような味わい。
それでいて食感は柔らかい。うー、日本にあるフルーツに例えられません。

台東の古い日本家屋を改築した展示館
日本家屋を改築した展示館
私は変なえぐみが口に残り甘ったるいマンゴーより釈迦頭の方が好きです。
さらに釈迦頭にチュリモアを交配した鳳梨釈迦:フォンリースージャーは
酸味がプラスされてパイナップルみたいな味なのでつけられた名前だそう。

甘いだけが好みなら釈迦頭、よりフルーティーなのが良ければ鳳梨釈迦。
日本では食べられない味なので、シーズンに訪れたら是非食べてみてください。
釈迦頭は東南アジアでも食べられますが、鳳梨釈迦は台湾でしか食べられませんよ!

台東 写真館

台東の名物と言えばこれ!釈迦頭と鳳梨釈迦

釈迦頭と鳳梨釈迦フォンリースージャー
台東は釈迦頭と鳳梨釈迦は台東の名産品の一つ。シーズンをはずすとパイナップルケーキならぬ釈迦頭ジャムがはいった釈迦頭ケーキなどしか買えないが、今回はばっちり出荷のピークにあたりました。
驚いたのは釈迦頭は市場の普通の果物屋さんには売ってないことです。 駅前や道路沿いの産直品売り場以外では大型スーパーマーケットで見つけた程度。 ようやく夜市で専門のお店を見つけたときにはほっとした。夏にきたときジュースやさんだったような・・・。
「すぐに食べるのか?土産か?」というようなことを聞かれ、食べるというと熟れているのを渡してくれます。バナナと一緒で熟れてくると表面が黒ずんできます。(でもそれがうまいのだ。)

釈迦頭の木の身は袋で保護してある鳳梨釈迦フォンリースージャーをまっぷたつに割ったところ鳳梨釈迦フォンリースージャーの1/4カット
釈迦頭畑釈迦頭釈迦頭を割ったところ

鳥梨(さんざし)の密漬け

なしの密漬け
鳥梨は台湾原生種の梨で海抜が低めの山地でとれる果物だそうです。 見た目は梨によく似ていますが、ちっちゃい。リンゴに対する姫リンゴ。その梨版という感じです。 酸味が強いのでおもちにしたり、リンゴ飴ならぬサンザシ飴みたいにして食べるようです。
なしの密漬け をかじったところ こちらは密で煮込んだか長時間つけ込んだもの。しゃくしゃくとした歯触りは梨そのもので、 つけ込んだ密が酸味とあいまってちょうどいい。
これにさらに砂糖をかけてくれようとしたのでそれはお断り申し上げた。 これも台湾名物の果物なので是非食べてみてください。

台東で食べたものいろいろ

米苔目 ビータイバッ 台湾風うどん
台東は4泊もしたためいろんなものを食べましたが、多くは世界の食べ物にアップすることで割愛します。今回は前回行列が気になった米苔目臭豆腐店に行き、前回と同じ蒸し餃子やに行き、さらに大猟祭の会場近くの軽食堂に行きと、軽食を食べる機会がとても多かったです。
そして残りは宴会料理をごちそうになりました。詳細は別ページで。

米苔目 ビータイバッ 台湾風うどん 汁なし(乾)鮮肉蒸餃 豚肉蒸し餃子韮菜盒 韮パイの断面臭豆腐 (台東:林家臭豆腐)

台湾 東海岸の旅に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。

旅行時期:2011年12月
1NT$=約2.7円

■交通:バス 四維-台東市内 62元、市内バス 23元/回(いつも最低金額範囲内。)
■食事:蝦仁肉圓 40NT$、香菇肉燥飯 30NT$、 臭豆腐 35NT$(小)、米苔目 35NT$、
 涼拌金針花 50NT$、涼拌海蜇皮 50NT$、葱油餅加蛋 60NT$、韮菜盒 20NT$、
 酸辣湯 20NT$、蒜泥白肉 100NT$、菜肉蒸餃 60NT$、鮮肉蒸餃 60NT$
■おやつ:釈迦頭 30NT$、鳳梨釈迦 70NT$(重さによる。)、ヤクルト8元、飲むヨーグルト 25元
■その他:ネットカフェ 40NT$、コインランドリー 30NT$、米酒 40NT$
■宿泊:原住民族文化会館 950~1050元

■成田-台湾航空券 直行便で20,000円前後~。
 台北便は通常チャイナエアラインが最も安く、続いてエヴァエア、日系という順で高くなります。
 ジェットスターなどの格安航空会社も出てきました。年末などの繁忙期は検討の価値もあるかも。
 また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
 高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
 お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。

旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト
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