一府二鹿三孟甲:台湾の古都鹿港散策と美味しいモノ食べ歩き。
【古都鹿港の麺線工場。麺線を細ーく延ばしていくところ。】
台湾は清朝時代に大陸との貿易で西部地域が栄えて行きました。
一府が今の台南。二鹿が今の台中の西にある鹿港。三孟甲というのが台北の万華地区を指します。
台湾旅の玄関口である台北や小吃の食べ歩きでしばしば登場する台南に比べると知名度も低く、
ノスタルジックな雰囲気あふれる地味な町であろうと勝手に想像してたら、そこはやっぱり西海岸。
完全なる観光地であった。
三大古蹟の文祠、龍山寺、天后宮、八景と十二勝と歴史的建築物ももちろん残されていますが、
中心街は観光客目当ての小吃店や土産物屋がずらーっと並び、ものすごく賑やかです。
ひなびた田舎町をそぞろ歩きする感じだと思っていたので、ちょっとびっくりしました。
雑踏の雰囲気は高雄の旗津に似てるかなぁ。(九イ分は道幅が狭いのでもっとごみごみだから。)
お寺にお参りしながら門前町を冷やかしたり、古い住居を改装したお土産物屋を冷やかしたり、
名物の牡蠣オムレツ蚵仔煎や シャコやソフトシェルクラブの唐揚げを食べ歩いたりするのが楽しいです。
また、海が近いので風が強いからか、麺線が名物のようで、ちょっと町から外れて住宅街を歩いて行くと、
麺線を製造しつつ、小売りもしてくれる家なども見つかります。
麺線は街で買えますが、運が良ければ製造工程見れるので、行ってみては?
余談:西海岸の移動はなるべく列車(新幹線)を使って!
鹿港へ行ったとき、玄関口の空港は台北の桃園空港。空港からダイレクトにバスで台中に出れば早いと思ったのに、 高速道路が大渋滞!土曜日の午前中はレジャーに出かける台湾の人がたくさんいたのだ。
おまけに台中市内も渋滞にはまり、昼過ぎには着けるはずだった鹿港に到着したのは夕方でした。
土日はレジャーに出かける台湾人で道路は混みますので、電車を使って移動する方が早いかも?!
鹿港の写真紹介
天后宮
とりあえず、ここだけは行っとけって感じですかね~。
台湾に5つある龍山寺の一つ。
木造ながら天井や梁などの彫刻やペイントが非常に状態良く残っているので、見応え有りです。
鹿港老街や歴史を思わせるレトロな建築物
曲がりくねった赤煉瓦の路地の両側には昔の中華建築の家屋が並び、古き良き時代を思わせるノスタルジックな雰囲気です。 観光地なので適当に補修され、中華菓子やお土産物を売るお店に改装されている場合も。
街全体では無機質なコンクリートの現代台湾によくある建築物の方が多いけど、老舗菓子店「玉珍齋」の建物など、 西洋の雰囲気がミックスされて、レンガの装飾と木製のバルコニーがおしゃれな雰囲気。 通りの全てではないのですが、こういう建物が所々残っています。観光初日なのにお土産見繕ってしまいましたよ。
名物の一つ麺線
工場生産ではなく手作業で麺線を作っている工房もあって、ぶらりと見学に行っても嫌な顔をせずに対応してくれました。 訪れたときは工房のご夫婦二人で麺線を延ばしたり、干し竿にセットしている段階でしたが、タイミングがよければ庭で麺線を乾燥させているところに出くわすかも。
鹿港の街でも販売している人がいますけど、お店でも一つ買って帰りました。
鹿港で食べたものいろいろ
肉まん(包子)のお店は鹿港に何件もあり、地元の人は行きつけのお店があるようです。お気に入りの味のお店で蒸かし立てのマントウを買って、家で朝食に食べたりするみたい。私は有名な阿振肉包で買ってその場で買い食いしました。
その他、おなじみ台湾スイーツ豆花/豆腐花 やちょっと謎のスイーツ麺茶のかき氷バージョンなど、華人の文化が栄えた街で、華人のご飯やおやつを楽しみましたよ。
台湾の旅に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。
旅行時期:2017年7月
1NT$=約4円
■宿泊:統一文創會館:ユニリゾートルーガン1NT$=約4円
■成田-台湾航空券 直行便で30,000円前後~。(参考:H.I.S. 台湾旅行)
台北便はLCC、チャイナエアラインが最も安く、続いてエヴァエア、日系という順で高くなります。
LCCは夜中や早朝など時間帯が今ひとつな代わりに、台湾に早く到着できるというメリットもある。
また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。
国内線は、台湾の航空会社で直接買うと中国語(繁体字)なので若干ドキドキします。
今はエクスペディアで定価で買えるので、使うといいですよ。