台湾東部・花東公路エリア
そしてその多くの国際線が発着するのは台北です。
台北から台東はほとんど真裏ですし、
比較的近い花蓮でも特急列車で数時間を要します。
新幹線やバスで簡単に行き来できる西側と違い、訪れる日本人は多くありません。
台湾西岸は良港も多く、昔から都市として発達してきました。
反面、東海岸は波が高く、港の建設もままなりませんでしたが、
日本統治時代に花蓮港が整備されたことをはじめとして、
日本人が切り開いた土地も多く、日本人も多く住んでいました。
戦後、中国大陸から台湾へ国民党が渡ってきた直後には、
日本が統治した痕跡(例えば神社など)は打ち壊されたり、
壊さなくても、長いこと放置されて朽ち果てていました。
そのように長いこと人々が興味を持たずにいた様々な痕跡が、
近年になり、台湾の人々により整備され、観光地として生まれ変わっています。
特に東側は日本家屋をリフォームしたり、神社を再建したり、
日本の祭まで復興させている村があるほどです。
また、台湾の都会の人たちも、都会とは違う穏やかな空気に触れたいと、
週末や長い休みに台湾東部エリアを訪れる人が増えています。
山林、農村などへの旅が人気になっており、週末ともなると台東行きの特急列車は切符が取りづらい状況。
漢民族も住んでいますが、西海岸ほど漢民族の色は濃くありません。
原住民の文化に触れたり、日本の痕跡をたどったり、温泉に入ったり、
自転車でサイクリングを楽しんだりと、台湾の違った顔に触れられるのが東海岸の魅力です。
海が荒れるからこそ、台東の小野柳みたいな絶景も生まれちゃいます。
宮崎の鬼の洗濯板みたいで、激しい波に削られてできたところです。
でも、ガイドブックはかれこれ何年も東海岸は同じ記事しかでてなくて、
台北から遠く、商業的に成り立たないところは無視されてるのがよくわかる。
(でもってそういうところでも必ずいるのが中国人観光客。
もう台湾は中国から離れられないと感じます。)
是非、自らの足で歩いて、いろんなものを見てきてください。
バスの時刻表を調べながら移動するか、レンタバイクやレンタサイクルで楽しんで。
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