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台北から30分で行ける。新北投温泉へ。

MRT淡水線 新北投駅 台湾には様々な泉質の温泉がありますが、中でも観光客が最も行きやすい温泉がここ新北投温泉です。
台北からMRTの淡水線で北投駅へ。そこからたった一駅の支線に乗り換えて新北投駅に向かいます。 温泉地はこの新北投駅から徒歩2分という至便さ。公衆浴場、立ち寄り湯、宿発施設が揃います。
また、白硫黄泉、青硫黄泉、鉄硫黄泉の3種類の泉質が楽しめるため、来るたびにお湯を換えてみるのもいいですね。
台北観光や出張で「ちょっと半日空いちゃったなぁ」なんて時にふらっと来てみてはいかがでしょうか?

私が新北投温泉に行ったきっかけは、チャイナエアラインで台北にトランジットで滞在したこと。
このとき、晩ご飯は士林の屋台に行きたかったので、淡水方面で新北投温泉を選びました。

新北投温泉の河原で足湯する人たち
足湯だったら川で楽しめます。
トランジットでの滞在だったので、ガイドブックを持ってはいませんでしたが、
駅から歩けるので、行ってしまえばなんとかなるのです。
台湾のMRT駅などは日本と同じで周辺の地図もあるので、なんとでもなります。
(今は皆さんスマホを持っているので、もっとなんてことないですね。)

しかし、事前に目星をつけていた貸し切り湯は「一人の人はだめ」と断られて、公衆浴場へ。
(お湯が強いので、一人だと倒れたりしたら危険だからだそうです。残念。)
公衆浴場は男女混浴で水着が必要なので、手ぶらで行く方は水着を買わねばなりません。
(近くのお店に売っています。)
台湾の公衆浴場では水着に加えて水泳帽をかぶらないといけなかったり、習慣が違うので注意が必要です。
他人の毛が落ちることを嫌うのがその理由なので、男性のサーフタイプの水着も注意されたりも。

日本式を売りにしている温泉ホテルでは裸で入れる大浴場があることもあります。
それでもシャワーキャップを渡されたりしますんで、知っておくと驚きません。

北投温泉博物館 [北投親水露天公園]

北投温泉博物館 外観 北投親水露天公園内に建っているレンガと木で建てられた建物が「温泉博物館」です。 日本統治時代に元々公衆浴場として建てられた建物を博物館として改装・公開されています。
朽ち果てた建物が1994年に発見?され、地元の人たちを中心に建物の救済活動が開始。 3年後の1997年に内政部により、第三級古跡に指定されたものです。
その後、台北市政府が1億円以上をかけて改装したのが今の姿だとか。

北投親水露天公園には、原住民文化に触れられる「ケタガラン文化館」、
「台北市立図書館北投分館」「梅庭」などもあります。
季節がよければ公園でのんびりするだけでもほっこりできそうです。
北投温泉博物館 浴室 北投温泉博物館 羅馬式浴場 北投温泉博物館 廊下

親水公園露天温泉浴池「千禧湯」

千禧湯 入口
千禧湯 入口で休憩の終わりを待つ人々
貸し切り湯を断られて行ったのが公園内の公衆浴場です。
営業時間は早朝5:30から夜22:00まで営業なのですが、 2時間ごとに30分の休憩時間があります。 たまたまその時間に着いてしまったので、入り口前には人だかりができていました。

一人旅だったので、一人でぽつーんと入っていたのですが、 話しかけてきたおじさんが私が日本人だとわかると饒舌に日本語で話し始めました。

その後、おじさんと別れ、違う湯船に浸かっていると、
「さっき日本の女の子がいたよ。香港に旅行に行った帰りに寄ったんだって!」
と、違うおじさんと日本語で話をしているのが聞こえて、びっくりしたのを憶えています。
つまり彼らは日常的に日本語で会話をされているということです。

以前、蔵前仁一さんの本で、台湾の山岳地帯を旅したときに原住民のお年寄りたちが
日本語で会話をしていた驚いたという話を読みましたが、自分も同じ経験をして感慨深かったです。
この新北投温泉での出会いをきっかけに、日本語を話される台湾の年配の方々との交流が増えて行きました。

ちなみにおじさんのアドバイスで、温泉の後、淡水の夜景を見に行きました。
淡水からバスを探して・・・とこれまた簡単に行けました。平日だったので少し寂しかったけど。

北投公園露天温泉浴場「千禧湯」概要
入浴料金40台湾ドル
営業時間5:30~22:00
温泉青黄泉:湯温38~42度。四つは温泉で、二つは冷水。上段が湯温が最も高い。
アクセスhttps://www.travel.taipei/ja/attraction/details/983
備考最近は水着のドレスコードが厳しいとの声があります。私はワンピースの水着で入った記憶があります。男女ともに競泳用が一番確実かも。

新北投温泉の温泉ホテル

台湾を思う存分観光し、夜は温泉でゆったり・・・と思うのなら、
新北投温泉に宿を取るのもアリです。
日本の加賀屋(北投日勝生加賀屋國際溫泉飯店 (Radium Kagaya International Hotel))もこちらに宿を構えておりますが、 サービスが完全に日本式なので、どうしても日本式じゃないといや!という人以外は日本人があえて泊まるほどでもないかなとは思います。

水美溫泉會館 (Sweetme Hotspring Resort)とかの 温泉ホテルに朝食付きで泊まって、夜は台北の好きなレストランで食事して戻るとか、そんなんでいかがでしょう?
(うちは台湾式居酒屋で十分なので、近所の食堂で食べちゃうと思うけど。)