世界でも珍しい炭酸冷泉。蘇澳でシュワシュワ冷泉体験!
【炭酸泉が湧き出ている蘇澳冷泉。真夏は絶対に超気持ちいい。】
それが宜蘭県の蘇澳です。宜蘭からローカル線でゴトゴトと南東方面に30分ほど揺られた海沿いの町です。
1928 年、この泉水が飲用可能な冷水であることが日本軍によって偶然発見されたのが始まり。
飲用可能なため、日本統治時代は冷泉をそのまま使ったサイダーなんて売られていたようです。
(今は復刻したお土産用のサイダーがあるけど、冷泉を使っているわけではない。)
駅から5分ほど歩いたところに蘇澳冷泉公園があり、青空の下で水着で冷泉浴が楽しめる・・・のですが、
2019年現在、公園は改装中でまだまだ終わりそうにはありません。
ただし、公園は改装中でも公衆浴場施設や近くの温泉付き宿泊施設は利用できるので足を伸ばして見ては。
私は11月の肌寒い時期に行きましたが、21度のひんやりとした水温でも入れないわけではなく、
ゆっくり浸かるとじわーっと温まるような感覚。手足にポツポツとつく泡を見るだけで楽しい。
炭酸泉って肌がすべすべになるって言うし、近くに住んでたら毎日入りたいくらいです。
吉門蘇澳冷泉で個室冷泉浴
吉門蘇澳冷泉の入口。水着で入る大浴場?なら安い。
水着で入る大浴場だけなら大人70元と安いですが、ここはやっぱり裸で入れる個室をチョイスすべしです。
個室は冷泉だけの場合と、温かいお湯と冷泉の2種類の風呂がある部屋で値段が分かれていて、
さすがに11月の気温で冷泉だけに浸かると風邪を引くので「冷熱三温暖」なる熱いお湯にも入れる個室にしました。
吉門蘇澳冷泉の熱いお湯、冷たいお湯の浴槽があるお部屋
奥の細長い透明の湯が張られた浴槽が冷泉で、これは源泉掛け流しでシュワシュワと湧き出ています。
21度と水風呂より若干湯温が高いだけなので、真夏だったら気持ちがいいと思いますが、
ほとんど梅雨時期のプールみたいなので、ずっと炭酸泉に入っていたら唇が紫になってしまう。
吉門蘇澳冷泉の大浴場
敷地内を囲むように各個室があり、大浴場は中庭のようにど真ん中にあります。
木造でかつての日本家屋をイメージした作りで、大浴場も雰囲気が和風。
ただ、温泉ではなく冷泉なので、11月の寒空にここに入っている人は一人もおらず。 温泉だったら間違いなく気持ちがいいでしょう。
風呂上がりにラムネ
ただし、最初に書いたように、今は炭酸泉を原料にしておらず、工場生産のお土産品。
それでもレトロな感じのパッケージがなかなかそそります。
これも真夏のあっつい時期なら本当に美味しかったと思いますが、
気温が低いとそれなりな味わいです。まあこればかりは仕方ないですね。
蘇澳で泊まった宿。炭酸泉じゃないけど温泉ホテル。
ホテルの部屋と屋上のプール。海が見えるけど雨で入れなかった。
レイクショア ホテル蘇澳 (煙波大飯店蘇澳四季雙泉館)です。
部屋の奥のベランダの手前にお風呂があり、温泉が入り放題です。
山側のお部屋だったので眺めは民家と山だけでしたが、海が見える部屋もあるかも。
施設も余裕を持った作りで広くて心地が良いですし、スタッフが親切でテキパキと働いており気持ちいい滞在ができました。
チェックアウトの時にお水をくれたりして、これは他のホテルではないサービスでした。
旅行中にお水って必要だからこれはありがたいですね。
炭酸冷泉がでる宿泊施設がよければここ以外の施設を探した方がいいです。
公園近くの個人経営っぽい小さい宿とか、温泉の看板が出ているので、冷泉かどうか聞いてみて宿泊するのもいいかと。
朝食ブッフェはいろいろ種類も豊富でしたが、朝からルーローハンとか食べちゃったりすると台湾に来たな~って思います。
台湾の旅に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。
旅行時期:2017年11月
1NT$=約4円
■宿泊:レイクショア ホテル蘇澳 (煙波大飯店蘇澳四季雙泉館) 15000円くらい1NT$=約4円
■成田-台湾航空券 直行便で30,000円前後~。(参考:H.I.S. 台湾旅行)
台北便はLCC、チャイナエアラインが最も安く、続いてエヴァエア、日系という順で高くなります。
LCCは夜中や早朝など時間帯が今ひとつな代わりに、台湾に早く到着できるというメリットもある。
また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。
国内線は、台湾の航空会社で直接買うと中国語(繁体字)なので若干ドキドキします。
今はエクスペディアで定価で買えるので、使うといいですよ。