宜蘭県羅東グルメ:羅東で食べた美味しいモノ~♪
【湯葉で豚肉やタマネギを巻いて揚げたもの。宜蘭県の名物でもある。】
台湾は夜市の文化があるので、夜市に行けばある程度の食の楽しみを満足させられますが、
夜市は軽食が中心だし、とにかく並ぶのがめんどくさい。
宿を取るのに周りの食事環境もくまなく調べると、宜蘭県には田舎町ならではのレジャーを兼ねた
食堂がいろいろあることを知りました。
一つは三星郷の農会がやっている三星青葱文化館。
ここに併設されているレストラン田媽媽では三星葱などの名産品を使った料理が食べられます。
三星葱はここでなくても宜蘭県の食堂やレストランなどあらゆるところで押しまくっていますが、
地元の農会がやっているというところが鮮度とか値段とかに跳ね返る気がします。
こちらも宜蘭県のブランド鴨です。
田媽媽を含め、宜蘭のある程度ちゃんとしたレストランではメニューに上がっていますが、 こちらも農場直営の観光施設があります。甲鳥園というのがそれです。
子供たちが鴨と戯れている間に奥様方は併設のカフェで鴨の卵を使ったケーキでお茶したりすんの。
そして三つ目が今回行った鱒の釣り堀。
鱒の養殖場は宜蘭県以外にも台湾の山間部にありますが、やはりそこは水の綺麗な場所ならではです。
養殖している鱒を釣って、釣った魚を食べられる。こちらも家族連れに大人気の施設です。
かくいう我々は晩ご飯を食べに行っただけなので、適当な大きさの鱒をアミですくってもらいましたけど。
ここの養殖鱒は結局町のレストランにも卸していると思うので、わざわざ行かなくても食べられるでしょうけど、
町の喧噪から離れて山間のコテージに泊まったり、雰囲気を楽しむのによいとこでしたよ。
ちなみに宜蘭だけでなく、例えば屏東では海老の養殖場がやってる豪快な海老レストランとか
食をレジャーとして楽しませてくれるお店は台湾には結構あります。
こちらについてはまた追々紹介するということで。
羅東で食べた名物料理をいろいろ紹介
鱒の釣り堀がやっている牛門鱒魚大餐で食事
【養殖鱒の清蒸とクワレシダ(過猫)の炒め物】
養殖場の他、釣り堀もやっているので、自分たちで釣った鱒を調理してもらえます。
鱒は重さで値段が変わるので、少人数で大きいのを釣ったら大変~。
葱炒め
私は、鱒を清蒸鱒魚 [鱒の姿蒸し]にしてもらい、 その他に野菜を・・・ということで、三星葱の炒め物と、過猫 [クワレシダの炒め物]を注文しました。
クワレシダは日本でも九州以南では生息しておりますが、あまり食べるという話は聞きません。 芽の柔らかいときに採れば食べられる山菜です。
平日の夕方の早い時間に訪れたので、お客さんは誰もいなかったのですが、
広い店内の9割が予約席だったのには驚きました。
そして、料理を食べていたら、大型バスが2台着き、中国人の団体様がどやどやと入ってきた。
こんな田舎の、周りにはなーんもないただの食堂です。その食堂が満席になってしまう数。
バスで移動する旅だから、ご飯だけここで食べて、食べたらホテルまでまた移動すればいいもんね~。
台湾が中国から経済的には離れられないっていうのはこういうコトなんだなぁとしみじみした出来事でした。
(廬山温泉もしかり。政府から営業停止&移住を勧告されてる場所へ日本の代理店はツアーを組めない。
でも、中国人は連れて行く。)
これも宜蘭県名物。肉巻
中国語では湯葉は豆皮といいます。日本だと引き上げ湯葉とかうすーい湯葉にお醤油やわさびをちょこっとつけて恭しく食べますが、 中華圏の湯葉は日本の湯葉よりももうちょっとしっかりしていて、細切りにしてサラダにしたりもする。
これは春巻きの皮のような使い方で、豚挽肉とタマネギで作った餡を巻いて油で揚げた料理です。 羅東の中山公園の近くに有名なお店があるので、是非行ってみてください。
これも宜蘭県名物。ト肉などの夜市グルメ
三星青葱で有名な三星郷の名物料理ですが、三星郷に行かなくても夜市で食べられます。
ビールのつまみにぴったりなのに、夜市でビールを飲めないからホテルに持って帰ってつまみました。
羅東の夜市の名物は三星葱ものも多く、三星葱を練り込みながら油で焼き揚げにした葱パイとか葱餡をぎっしり包んで揚げた葱ドーナツ「葱多餅」とか左の写真の葱肉巻きとか、野菜不足になりがちな 台湾の夜市グルメの中ではかなりヘルシーな部類に入る。野菜をたっぷり食べられるのがポイントです。
羅東夜市のすぐ近くの民宿:キャット ナップ(旧ディアノースイン)
羅東の夜市から駅方面に1本通りを戻ったところにある民宿。滞在当時はフロントが改装中で見つけるのが大変だった。
それなりの値段はしますが、立地がよく綺麗で快適な滞在ができます。
バルコニーが広くて良い。
泊まったときは鹿をテーマにしていましたが、今は宿の名前も変更したみたいです。
三星郷のさらに先、牛門の民宿。Locasu 大同郷
羅東からバスで小一時間くらい。清水橋、牛門の派出所のさらに先の山の中にある宿。 原住民の家族がやっている民宿で、こじんまりとしたコテージタイプ。高台にあるので川が見渡せて眺めがよく、ロケーションは抜群にいいです。 また、朝食の芋がゆが美味しかったです。
最寄りのバス亭は牛門だけど、このバス停に止まるバスは1日2便くらいしかないのでちゃんと調べる必要があります。
夕食は宿からテクテク歩いて川向こうの牛門鱒魚大餐まで鱒を食べに行きました。歩くのが嫌いな人は計画的に行動を。
台湾の旅に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。
旅行時期:2017年11月
1NT$=約4円
■宿泊:Locasu 大同郷 7000円くらい?1NT$=約4円
キャット ナップ(旧 ディア ノース イン (鹿宜舍)) 6,000円ちょい。
■食事:鱒魚 200元/斤、過猫 100元、炒葱 180元、肉巻 45元
■成田-台湾航空券 直行便で30,000円前後~。(参考:H.I.S. 台湾旅行)
台北便はLCC、チャイナエアラインが最も安く、エヴァエア、日系という順で高くなります。
LCCは夜中や早朝など時間帯が今ひとつな代わりに台湾に早く到着できるというメリットも。
また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。
国内線は、台湾の航空会社で直接買うと中国語(繁体字)なので若干ドキドキします。
今はエクスペディアで定価で買えるので、使うといいですよ。