霧台周辺散歩で神山部落など。阿礼部落は八八水災の影響で行けず。
【山肌に張り付くように村がある霧台を見下ろす。空が青くてすがすがしい!】
屏東は高雄から電車でたったの30分。鮪が捕れる漁港があったりと、海の町のイメージがありますが、
実は結構その領域は広く、海もあり、平野もあり、山もありとバラエティに富んだ地域でもあります。
そして、今回訪れている霧台は屏東の山奥で、ちょっと山を越えたら台東県です。
実は我々、次の目的地が台東だったので山越えして行けたらいいなと思って調べてみたものの、
道路が繋がっておらず、それこそホントに登山での山越えではないと行けない。
自宅では生活困難となった多くの村人は平地に移住し、暮らしています。長治百合部落というのがそこです。
道路が断絶され、生活が困難なので、どうも仮設ではなく完全に移転する方向にしたのかなという感じ。 霧台からは部落行きのバスが出ておりました。
朝ご飯の後、散歩がてらに山を小一時間登ってみましたが、先の阿礼部落へ行くことができず通行止め。
水害から8年が経っているのに未だに復旧しておりません。
台湾からの国内観光客はほとんど車かバイクで走っていましたが、みんなUターンして帰って行きます。
適当なところでお昼ご飯を食べながら休憩していると、門の向こうから1台のSUVがやってきましたが、
どうも役所などの関係者っていう感じ。
門に鍵などかかってなかったけど、誰もが勝手に開けて通行することもなく、おとなしく帰って行った。
(我々もそうですが、もし行けたら奥の村に行きたいなと思って、一か八かで来るんだと思います。)
ちなみにこの旅行の前に調べた記事では、インフラも経たれ、生活がしづらい阿礼村に残り、
逆にネイチャーガイドをしながら自給自足の生活を送っている人がいるという話がありました。
あれからさらに2年が経ちましたが、やはりまだ阿礼部落へは道路が寸断されたままなのだろうか。
霧台周辺散歩写真
霧台の奥の阿礼部落へは行けず
結局、崖崩れの危険があるため通行止めとなっており、阿礼部落の方までは行けませんでした。
役所の人や村人が自宅へ必要な物を取りに行ったりできるようにか何かで、門は鍵はかかっておらず、
私が滞在していた20分ほどの間に1台車が通りました。セダンとかではなく4WD車だった。
一見通れそうなんだけど、まあ、観光客が不用意に行き来したら多分危ないよね。ガードレールもないし。
霧台の下の神山部落
さらに村から30分ほどの場所にある神山瀑布と呼ばれる滝が観光名所の一つです。 山道を延々と下っていくので、戻ってくるのは大変ですが、せっかくなので行ってみてください。
宿ご飯。2泊目は普通の台湾のご飯です。
翌日、西洋人はいなくなったけど、代わりに日本人が同宿になりました。
彼はふらりと村を訪れて、村のカフェで「どっか宿しらない?」と聞いたら夢想之家を紹介してもらえたそう。 だけどもご飯は普通の台湾ご飯。予約してきた私は1日目の夕食はルカイの伝統ご飯だった。
おまけに私たちは夕食後にルカイの結婚式やお祭りのビデオを見せて頂いたり、 民族衣装を着せて頂いたりと、ちょっとしたおもてなしを受けておりました。
ここの家のお孫さんもルカイの文化を守ろうと熱心に活動している一人でもあったようです。 (それが村の収入になるという意味もある。)
飛び込みで気ままに来ても泊まれるし、雰囲気も味わえますが、予約すればしたなりの利点があるのだ。
台湾の旅に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。
旅行時期:2017年12月
1NT$=約4円
■交通:バス 屏東→霧台 142元、神山→霧台 24元1NT$=約4円
■その他:総合愛玉子 55元、コーヒー 60元、珈琲蛋 20元、小米粽、吉拿富 各35元、
■宿泊:夢想之家
■成田-台湾航空券 直行便で30,000円前後~。(参考:H.I.S. 台湾旅行)
台北便はLCC、チャイナエアラインが最も安く、続いてエヴァエア、日系という順で高くなります。
LCCは夜中や早朝など時間帯が今ひとつな代わりに、台湾に早く到着できるというメリットもある。
また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。
国内線は、台湾の航空会社で直接買うと中国語(繁体字)なので若干ドキドキします。
今はエクスペディアで定価で買えるので、使うといいですよ。