ビタミンCたっぷりで元気いっぱいに。ハイビスカスの仲間の洛神花のお土産いろいろ。
【洛神花のジャム入りのアイスクリーム。台東 美濃冰品 】
洛神花はハイビスカスの仲間で、別名ローゼルともいいます。
もともとアフリカ原産の植物で、日本統治時代にシンガポールを経由して台湾に入ってきました。
食べられるところは花ではなく、花が咲いた後に実を付ける過程でできる花萼と花苞の部分です。
ビタミンCが豊富で、クエン酸が多く、疲労回復効果や血管や肝機能にもよいとされ、台湾で広く親しまれています。
そのままお茶として楽しみたい人は乾燥したものは迪化街などで売ってるので、適量を量り売りしてもらって買うと良い。
日本では通販で中国や台湾から輸入されたものを買うことができます。
季節になると田舎の農産品直売所で生の洛神花を売っているのも見かけます。
残念ながら生の植物は検疫に引っかかって持って帰れないので買えませんでしたが、 あれを食材としてそのまま使えるのかがとっても気になりました。
原住民料理を出す店で
出てきた洛神花茶
台北の問屋街以外では台東、宜蘭の内陸部で見かけたので、主に栽培しているのは原住民の人たちなのかなと思った次第。
「台北には売ってないでしょ!」とお土産に頂く物の定番が洛神花の加工品だったりします。
自分で作る場合、乾燥した洛神花を煮出してお茶を作った後、残ったいわゆる茶殻を砂糖煮にしたり、
さらに煮詰めてジャムにしたりすればよろしい。
そして、そのジャムはそこからさらにいろんなお菓子に加工されるのであった。
台東に行くとアイスクリームとかパイナップルケーキも洛神花ジャムのものが食べられます。甘酸っぱくて美味しいですよ♪
【まだ収穫されていない洛神花はこんな感じです。お花にも見えますね。】
洛神花の加工品いろいろ
最初の加工品はやっぱりドライ。乾燥洛神花です。
疲労回復、内臓や血管にもよく健康増進効果があるので、漢方薬を扱っている問屋街などでも売っている。
問屋街では大きな袋一杯に詰まっていて、量り売りで買えます。
東海岸のお土産物屋に行くと、綺麗なパッケージに入ったものが売っていて、壊さずに日本に持って帰るのは こっちのほうが便利です。
写真のパッケージは20×15×5cmくらい。これで75gです。くれぐれも1kgとか頼まないように。かさばるよ。
洛神花のジャム
こちらは台東のご婦人が作った手作りジャムで、洛神花を刻んでから作ったみたいです。
ちゃーんと煮沸消毒した瓶で、甘くしっかり煮詰めてあるので、常温で長期保存が可能です。
つーか、もらって1年くらい経ってからようやく開けまして、パンのお供に使っております。
洛神花の砂糖漬け
こちらはお土産に友達にあげたのですが、お弁当の隙間に少し入れるとめっちゃ美味しい!と かなりのご好評を頂きました。甘すぎず、酸味が口直しによいそうです。
もしかしたら生の洛神花もこうやって食べるのかも。少ししゃっきりとした歯ごたえも残りそうだし。
台東 美濃冰品のアイスクリーム
住所が台東縣卑南郷美農高台2号。高台っていう住所がそのまんまですね。
台東の食材を使った手作りアイスクリーム屋さんで、どれもこれも美味しそうでとっても迷う。
でもやっぱりせっかくだから~と洛神花アイスを選んでみました。酸味と甘味のバランスがよいのです。
鳳梨酥パイナップルケーキ
パイナップルも酸味が強いですが、さらに真ん中に洛神花が入っています。断面を見るとわかりますね。
こちらは花蓮が本社の阿美麻米署というお店のものです。花蓮だけでなく台東県にも支店があり、
観光バスなどがよく停まっています。
「台東でしか売ってない物がいいでしょ!」と土産に持たされたこと数回。
値段は一般的なパイナップルケーキと同じくらいです。東海岸の街では個人商店ぽい土産物屋でも見かける。
最近は台東駅も綺麗になって、駅の土産物売り場でも売っていたと思います。
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ビタミンCたっぷりで美容にも健康にもよい食材です。是非とも試してみてください。
加工品ならスーパーやお土産物屋、生は農家直営の販売所、乾燥物は問屋や小売店、スーパーへ。