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台東観光:鹿野神社で初詣、ジャコウネコ珈琲に奇石に廃駅巡り

鹿野神社
【2018年の初詣は台東県鹿野郷の鹿野神社にて】

2017年末の台湾旅は台東滞在中、スクーターを借りて空き時間にぷらりと観光地を回りました。
日本でもそうですが、台湾も田舎町では基本的に現地の人は車で移動するため、バスの本数が少ないのです。
それでも台東は地方都市だけあってバスはある方ですが、ちょこちょこと空き時間にどこかを見に行くのだったら
やっぱり旅の足が欲しいところ。
なので、今回は「スクーター借りれないかな~」と知人にお願いしておいた。
大手のレンタカー屋さんであればネットで予約もできたりしますが、年末年始は台湾人の移動も多いことから、
予約しておかないと借りれなかったりするし、借りれたとしても正月料金で高いのです。
こういうことはコネ社会の台湾らしく、やっぱり現地の友人の紹介というの強い。
知り合いがいない場合でも、宿のオーナーに事前にお願いしておくと心強いです。

鹿野神社のお社
鹿野神社のお社
正直、休みの時は気軽にビールをプシュプシュ開けてしまうので、 車の旅やレンタカーも普段は好まないのですけども、今回は夜中の移動もあったり、 お金が足りなくなって台東の台湾銀行のATMまでお金を下ろしに行ったりしたので、 (なぜか2017年末は台東のコンビニで日本のクレジットカードのキャッシングがことごとくできなかった。) 大変重宝しました。
車の免許しか持っていない友人は「電動スクーターを」とお願いしていたのですけど、 借りられたのは125ccの中型バイク。 私はバイクの免許を持っているからいいけど、友人は日本の免許では乗れないサイズなのだが・・・。

ともかく台湾では日本の免許証+JAFで発行した中国語の翻訳文で運転ができるので、
事前に翻訳文を作っておくことをお薦めします。


台東市の観光名所~バイクでちょっと遠出編~

旧日本人集落 鹿野村(龍田村)

再建された鹿野神社 校長先生の家
左:行政によって再建されたという新しい鹿野神社、右:龍田村小学校の校長先生の家の跡
台東県の鹿野といえば私は以前、鹿野の駅で降りて布農部落に行きました。 ブヌン族の文化を紹介するための施設で、踊りを見たり、食事をして宿泊。そしてそのままバスで台東市に一気に下ってしまった。
鹿野は日本統治時代に日本人の移民村があったところで、布農部落とは反対の方にあります。
今回は南王からバイクでつーっと鹿野まで北上し、龍田村をぶらりと散歩してきました。
漢民族が多くお正月といえば旧正月の台湾でも1月1日はお休みなのか、観光客らしき人がちらほらといて、 ボランティアガイドさんが観光客をご案内している姿を何度も見ました。
旧鹿野村役場では地元の人たちがイベントを開催していて、お店が出ていたり演奏が合ったり賑やか。

行政によって再建された鹿野神社で初詣を済ませて、龍田村を後にしました。

台湾最初の託児所跡 旧龍田村役場
左:台湾で最初にできたという託児所の跡、右:旧龍田村役場は博物館のような役割

山猪園の果子狸珈琲 ジャコウネコ珈琲園 台東県卑南郷明峰村龍過脈112号

珈琲の売店 ジャコウネコのアップ
インドネシアの名物のコピ・ルアク。ジャコウネコがコーヒー豆を食べた後、排泄物と共に出てきた珈琲で、ジャコウネコの体の中で 発酵した珈琲は大変美味しいと珍重されています。インドネシアではこれだけ異様に高い値段で売られている。
そんなジャコウネコ珈琲を台湾で作ってしまったのがこの農園。初鹿と鹿野の間の明峰村にあります。
ここで売られている本物のジャコウネコ珈琲はえらく高くって、普通に高級ブランド珈琲が買えちゃう値段。
でも、中にはちょっと手頃な値段の珈琲がある。
実は、安い方はバイオテクノロジーを駆使して、ジャコウネコ珈琲に味も香りも似せることに成功した コピ・ルアク風珈琲です。こちらは手頃な値段でお土産としても買って帰りやすいので是非。
(私は実は頂いたことがある。写真撮ったっけかなぁ。出てきたら載せます。)
飼われているジャコウネコの小屋 取材の写真や新聞記事

旧檳榔駅

檳榔駅の駅舎 檳榔駅のホーム跡
明峰村、初鹿村からさらに南下して、南王地区との間くらいにある旧檳榔駅の駅舎。
台湾鉄路管理局台東線の廃駅の一つで、日本統治時代の大正11年に作られ、1980年代まで現役として使われていました。
線路はすでにありませんが、駅舎は日本統治時代の雰囲気のままに残されており、 駅前旅館の案内があったりしてなんだか雰囲気があります。 周りは普通の住宅地なので、見つけにくいかもですが、国道に案内看板があった気がする。
バイクなのでこういうときサクッと立ち寄れて便利です。(車だと駐車場所とかめんどくさいし。)

台東海岸線の奇石群:小野柳 台東県台東市松江路一段500号

小野柳の奇石 オームみたいな石
日本で発行されている台湾のガイドブックは情報が台北に偏っていて、台東の情報は旧駅周辺程度。 なので、台東県の行政が発行しているガイドブックや地図の方がよっぽど役に立ちます。
台湾東部はかつてその潮の強さから港が作れず、西側ばかりが発展したといいますが、 それを物語っているなぁと思ったのが、ここです。
波によって浸食された岩が奇怪な姿を醸し出しており、なんだかナウシカに出てくるオームみたいな、芋虫みたいな岩もあって面白い。 一帯が公園になっているので、晴れた日にピクニックに来ても楽しいかも。
バスでも行けるので、のんびり行くならお弁当や飲み物もって、バスで行ってみるのもよいですよ。
花東行路の海線を移動する場合は、最後に立ち寄って見るといいかも。
小野柳の周辺の海岸 鬼の洗濯板みたいな切れ立った岩と海

今回の旅の相棒のスクーター

旅の相棒の中型スクーター レンタカー会社
2017年末~2018年始にかけての台東の旅で活躍した中型スクーターです。
借りたのは台東駅のすぐ隣にあるレンタカー会社。台東の駅前にはレンタカー会社がたくさんありますが、
1ヶ月前くらいに全国チェーンのお店にメールしたら「いっぱいです」と断れてしまったので、 知人に頼んでみました。
年末はほとんど出払っていて残ってなかったけど、返すときには車もバイクもいっぱいあった。
土日や台湾の祝日は特に混雑するので、注意されたし。(値段が上がるのは受け入れましょう。)

台湾の旅に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。

旅行時期:2017年12月
1NT$=約4円
■宿泊:伊娃民宿

■成田-台湾航空券 直行便で30,000円前後~。(参考:H.I.S. 台湾旅行
 台北便はLCC、チャイナエアラインが最も安く、続いてエヴァエア、日系という順で高くなります。
 LCCは夜中や早朝など時間帯が今ひとつな代わりに、台湾に早く到着できるというメリットもある。
 また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
 高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
 お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。

 国内線は、台湾の航空会社で直接買うと中国語(繁体字)なので若干ドキドキします。
 今はエクスペディアで定価で買えるので、使うといいですよ。