プユマ族海祭2018:お昼ご飯の後はお楽しみの相撲大会!
【ご飯の後は相撲大会。マジで相撲だった。土俵の準備】
プユマ族の海祭に来る前、知人から「海で儀式をした後に相撲大会がある」と言われていました。
相撲大会っていってもモンゴル相撲みたいに日本の相撲とは違うと思っていたら、まさかの日本式!!
しかし、日本式なんだけど、日本の相撲よりもずっとずっとハードなのです。
というのも1勝すれば勝ちになるわけではなく、連勝しないと勝ちにならない。
それも子供、小学生~高校生くらいまでは3連勝ですむけど、よりによって体力の落ちた大人が5連勝しないとだめ。
園児くらいの子供は1回勝ったらお菓子もらって終わりで、微笑ましい感じに始まった大会も、
小学生、中学生と年齢が上がって行くにつれ、連勝しないと勝敗が決まらないルールになっているようで、
三連勝すると扇風機!
一人勝てば
行司:「ふったりめー」(日本語)
二人負かせば
行司:「さんにんめー」(日本語)
と勝っても勝っても勝負が続く。(このあとも「よーにんめー」「ごーにんめー」と日本語で続く。)
幼児は1勝すれば終わりでしたが、小学生は三連勝、中・高校生以上は五連勝しないといけなかったようです。
三連勝まではまあなんとか、頑張った子でも4連勝した後に、スタミナ不足で負けてしまい、また一からやり直し。
何回も何回も勝負をやり直し、ようやく勝者が決まる。そんな感じ。
最終的に高校生は満身創痍ながらもちゃんと勝者が決まって、商品を担いでウイニングランしておりましたが、
見ていられなかったのが大人部門の勝負です。
見るからに不摂生で普段から運動もしていませんから、連続して相撲を取る体力など全く残っておらず、
2勝、3勝したところで、バタバタと負けていく。
終いには体力不足で挑戦者も出てこなくなる始末で、すでに勝負は終わった子供達が代わりに登場します。
ぜえぜえと息を切らせながら必死に頑張るおじさん達の姿が人々の爆笑を買っておりまして、
非常に和やかで楽しい相撲大会でした。
イッテQもさ。タイでやらせの祭の取材しているくらいなら、台湾のお祭りに参加すればいーのに!と思ったくらい。
まあ、部落の男以外は参加させてもらえなかったかもですが、テレビの交渉力を持ってすればなんとかなったかも?
プユマ族の行事 夏(7月中旬)に行われる海祭!相撲大会の始まり!
プユマ族南王部落海祭の相撲大会。まずは子供の部から始まります。
左:土俵の周りを囲む大人達と、右:子供の部の相撲大会の様子。
中にはおむつ姿の子もいましたが流石に止められたようで、実際に土俵に上がったのは右上写真位の子達。
周りに大人達が陣取っているのは、コンクリート造りで高さ1mくらいの土台に土俵が作られているから。
落ちたら危険なので、少しでも子供達が土俵の外に飛ばされると、受け止めてあげるからです。
小学生、中学生になると学校指定の体操服か水着みたいなのをコスチュームに着ていて本格的な様子。
日本のわんぱく相撲みたいにまわしをつけないので、つるつる滑ってつかみにくそうな感じはする。
小中学生になると学校指定の短パンや水着姿で相撲をとっております。
土俵の外にはこの大会でもらえる商品がずらりと並んでいました。
幼児たちは手提げ袋に入ったお菓子をもらっていたけど、年齢が上がるにつれて賞品の値段も上がる。
しかし、あまりに実用的な賞品に、子供達より親たちが盛り上がっていた様な気がするのは気のせいか?
相撲大会の賞品がいっぱい
見事勝利を収めると賞品を担いで土俵の周りをウイニングラン!
それが年齢が上がり、連勝記録を重ねるうちに実に実用的な賞品になるところが面白かった。
小中学生あたりで三連勝すると扇風機がもらえ、高校生の五連勝の賞品はアウトドア用のテーブルセット!
冬でもそれほど冷え込まない台東ですから、家族で食事をするダイニングが外のご家庭多いんですよ。
親戚づきあいも濃いので、親戚が集まったときも必要になりますし、祭の時も使います。
だから折りたたみ式のアウトドア用テーブルセットってどこの家庭でももらってうれしい賞品のはずです。
脚立は高中組と社会組(大人)の三連勝の賞品のようです。脚立かついでウィニングランはいいのですが、
この後大人達は体力が続かず、どーしても五連勝できる人が出なくって、代わりに高校生が出てたりしたと。
大会が終わった後、部落の雑貨屋さんを覗いたら店頭にこれらの賞品がどかっと山積みされておりました。
季節的に売れ筋で、誰もが欲しがる賞品だったんだろーなー。
楽しくて、笑いがいっぱいの相撲大会が終わった後は、夕方から演芸大会です。
こちらは部落以外の人たちも参加させて頂いたりして楽しみましたよ。(つづく。)
台湾の旅に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。
旅行時期:2018年7月
1NT$=約4円
■宿泊:伊娃民宿1NT$=約4円
■成田-台湾航空券 直行便で30,000円前後~。(参考:H.I.S. 台湾旅行)
台北便はLCC、チャイナエアラインが最も安く、続いてエヴァエア、日系という順で高くなります。
LCCは夜中や早朝など時間帯が今ひとつな代わりに、台湾に早く到着できるというメリットもある。
また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。
国内線は、台湾の航空会社で直接買うと中国語(繁体字)なので若干ドキドキします。
今はエクスペディアで定価で買えるので、使うといいですよ。